1959-12-04 第33回国会 衆議院 決算委員会 第8号
これは本年の八月、オリンピック後援会の事務局長の佐藤昇という人が募金を不正横領した。その金額は千三百四十一万円に上っている、こういわれておりますが、この問題についての跡始末はどうなっているかという点が一つ。それから、その後佐藤という人は保釈金を百万円積んで釈放されていると聞いております。この点は文部省で御存じであるかどうか。
これは本年の八月、オリンピック後援会の事務局長の佐藤昇という人が募金を不正横領した。その金額は千三百四十一万円に上っている、こういわれておりますが、この問題についての跡始末はどうなっているかという点が一つ。それから、その後佐藤という人は保釈金を百万円積んで釈放されていると聞いております。この点は文部省で御存じであるかどうか。
この問題は、去る三月二十七日に本委員外六名からやむを得ず告訴の手続をとっておるのでありますが、このオリンピック後援会が集めた寄付金の二億七千万円のうちで、千九十三万円という金が、当時の事務局長である佐藤昇によって不正に横領使用されたという事実でありますけれども、この問題は非常に大きな金額を扱っておりまするし、掘り下げていけば、私はこの点にとどまらないと思う。
私どもは本日、オリンピック後援会の佐藤昇なる者を告発しました。一体こういうことをわれわれが告発するまで法務大臣が知らぬ顔しているというのはおかしいと思う。小学校の児童から募金したようなこの金を、千数百万円もうやむやにしてしもうた。しかもその事務局長の佐藤昇というのは、有名な五井産業事件の佐藤昇に違いない。これは当時大問題を起した人物だ。
昭和二十九年十一月に発足をいたしまして、会長は今そこにおられる藤山愛一郎さん、理事長は平山孝、事務局長は佐藤昇、こういうふうな陣容でやってこられたのです。そして二十九年から大体三年くらいの期間に二億七千万円という金を募金しておられます。
実際聞くところによると、この佐藤昇君という事務局長は、どこまでが真実かはわかりませんけれども、会合するときは、常に赤坂の中川とか長谷川とかいう待合に行く。きょうはこれだけ金が入ったといってポケットに入れて飛び出して行く。
○原田委員 そうすると、このオリンピック後援会の中心は平山氏が理事長であって、事務局長の佐藤昇氏が実際の運営をしてきて、金の面もすべて扱ってきた、この二人が責任があるんだから、まことに済まぬ、藤山さんだとかあるいはその他の方々には実際は迷惑をかけておるのだ、こういうことにきのうの清算人会でなったのですか。
明白な事実ということがないじやないかと言われますが、併し我々が得た証言では、佐藤昇という方を吉田茂氏が饗応しておられる。これは吉田氏は御承知のように参議院に出席を求めても御出席にならない方です。我々が大磯に伺つたつて必ずや饗応を受けるということはないだろうと思う。そういう方が、いわゆる容易に人に面会をされない傲岸不遜とまで言われるような方が、佐藤昇という方を饗応しておられる。
それではいろいろ御意見がありましたですが、第五の「政界の要職に在る者が」という文字を「政界に在る者が」と訂正し、調査結果の要旨中の三の佐藤昇事件の項中、(6)のAの末尾の「吉田茂氏がこれを聞知していたという証拠はない」この文句を、吉田茂氏がこれを了知し得る事情にあると察せらるるも、同氏が聞知していたという積極的証拠はない、こういうように修正することにいたして、本中間報告について御承認をお願いいたしたいと
○遠山丙市君 後の二行目の文句は佐藤昇から政治献金を受けたことは明白な事案であるとこういう断定をしておりますから、その前に政界の要職ということが頭にくつついておるのを見ると、十一枚目にあります点等から考えて見て、どうも結び付きが惡い。
○羽仁五郎君 佐藤昇の筆蹟と同じですか。
○証人(田中榮一君) これにつきましては、私はその佐藤昇氏が、とにかく官庁ボスであるという噂も聞いておるし、かたがた十月頃から佐藤昇氏の詐欺容疑事件が線上に浮び上つておりますから、むしろその線を強く一つ掘り下げて、そうしてこれを一つ摘発する、それが私は打つべき手だと、かように考えておりました。
○委員長(伊藤修君) 時たまたま宗像警部が佐藤昇事件の捜査にかかりましたですね。それを牽制するためにあなたの親友の吉武氏がそういうことを捜査するような、という一つの、牽制策として行われたものじやないですか。
○証人(佐藤昇君) ええ。
○証人(佐藤昇君) は。
○証人(佐藤昇君) は。
○委員長(伊藤修君) 検察庁で佐藤昇事件をお取調べになつた係の検事の方は、稲田、岩松、河合三検事の外にあなたと伺つておりますが……。
○証人(岡崎格君) 場所は、確か佐藤昇の事務所ではなかつたかと思いますが、記録上はつきりしておりません。記録しておりません。
ただ五井産業の佐藤昇のような詐欺漢や、これから賄賂をもらつている悪徳官僚や大臣の不正な收入にだけ税金はかからない。悪党だけが、てら銭をはねられない。これが日本の現状であります。しかも、まじめに働く国民から、この税金の残りを、ばくちで吸い上げようとするのが本法案であります。
従つて宗像警部補の言によれば、吉田首相と福田篤泰氏と増田官房長官の名前はちやんと調書に出ておるというと、佐藤昇もまた福田篤泰氏を通じて、三十万と四十万の二回、合せて七十万福田篤泰氏から請求されて出したということをはつきり言つておるわけです。
○高橋(一)政府委員 佐藤昇の涜職贈賄の事実につきまして私が報告を受けておりますのは、先ほど申し上げた岡田関係の二万円であります。それ以外に調書にあるのかないのか、あるという話であるがどうかということでありますが、私が申し上げたのは、報告を受けておらないということでありまして、具体的に検察庁にかかります事件のそれぞれにつきまして、調書の内容を私どもが論ずるわけではないのであります。
○高橋(一)政府委員 五井産業事件に関しまして、社長の佐藤昇という人が現在東京地検に起訴されております。詐欺罪でありますが、時期は昭和二十三年の十月から昭和二十四年の八月ごろまでの間のことであります。被害の総額は額面で約二千万円程度になつております。この中で一番はげしく行われておりましたのは、二十三年中のようでありまして、二十四年に入りましてからは、金額も非常に少くなつておるようであります。
あれだけ大勢の留置人を調べるのですから、佐藤昇の事件であるから、総監と刑事部長の注意を惹いた。そこで見解の相違があつたとおつしやるのですね。そういうわけでしよう。起訴の確証がなければ、逮捕状を出してはいけないというのと、一応の犯罪の疏明ができれば、証拠固めをするために逮捕してもいいというのと、見解の相違は種々あるでしよう。併しながら特に総監と刑事部長は佐藤を知つているというわけですね。
それから先程五井事件の大体佐藤昇を四十日間くらい留置して置いたように言われたのですが、五十日くらいじやなかつたのでしようか、多少のところは構いませんが、五十日くらい入れられておつたのじやないでしようか。
○委員外議員(板野勝次君) それからその前に一つ聞くのを忘れましたが、この佐藤昇という人は東京都の防犯協会というのですか、それの理事長というのですか、若しくは理事というような要職にあつた人じやないですか。そういうことを御存じないでしようか。
○角田委員 私はただいま猪俣議員から提案になりました佐藤昇事件についての国政調査に遺憾ながら二つの理由から反対をするのであります。 まず第一点は、御承知のごとく委員会の国政調査は衆議院規則九十四條によりまして、議長の承認を要することになつておるのであります。
お尋ねの佐藤昇事件につきましては、たびたび申し上げましたように、昨年の十二月下旬に詐欺事件について特別捜査部の係が調べた結果起訴いたしたのであります。さらに本年の一月下旬に詐欺事件の追起訴をいたしております。さらに二月の初旬に涜職の嫌疑がありまして、この点はなお捜査進行中であります。
○角田委員 前回猪俣委員から佐藤昇事件について取調べをされた検事が、しばしばその主任係が交代されたということを述べられておつたのでありますが、そういう事実があつたかどうか、その点たつた一点だけ重ねて刑政長官にお尋ねいたしたいと思います。
ところで委員長にお願いしたいことは、実は前会問題になりました佐藤昇事件につきまして、われわれはもう少しく調べたいという考えがありますので、次会にはぜひ田中警視総監、坂本刑事部長、松本捜査第二課長、それから検察庁の特捜部長の岡嵜格、それから殖田法務総裁はもちろん、東京地方検察庁の屋代検事、岩城検事、それから次席検事の馬場検事、以上を参考人としてお呼び願いたいのであります。
佐藤昇君の事件については、予算委員会において詳細に質疑応答をせられたのでありますから、本委員会において重複せざるよう願います。
○林(百)委員 そうすると、読売新聞の十二月九日にある佐藤昇なる人物は、かつて昭和電工のもみ消しにも関係していたということは、うそだというわけですか。
○林(百)委員 法務総裁にはたびたびお尋ねしているのですが、佐藤昇の事件につきましては、われわれどうしても納得の行かない点が多々あるのであります。これは徹底的に究明してみたいと思うのであります。特にこの捜査の過程において、非常に不審な点が多いのであります。このことは将来国民の検察権、あるいは捜査権に対する信頼に及ぼす影響が非常に大きいのであります。